以下、全て名大卒業生による偏見祭りの独壇場です。
一切の根拠もなく、名大生の総意でもありません。
名古屋大学駅一番出口で友人を待っている。
歩いてる人をながめる。
ださいな、右
金髪、まっすぐかな
個性的なファッションで派手髪、まっすぐ
チェックシャツ、右
名古屋大学駅一番出口。
この出口は名古屋大学の学生と南山大学の学生が使う。
出てすぐ右に曲がるのが名大生、まっすぐ歩いて行くのが南山生。
ださい服はだいたい名大。そうでないならだいたい南山。
怒らないで欲しい。
だって本当なのだ。
名大生の名誉のために言っておくと、名大駅一番出口は学部一年生が全員使う全学教育棟が近いため一年生が特によく利用する。
学年が上がると服はかっこよくなっていったりするから、名大駅一番出口で見かける名大生の服がださくなりがちなのは仕方がないのだ。
ちなみにどのくらいださいかというと、名大に爆破予告があり避難するために外に出た学生たちの様子をだれかがネットにあげたら「そんなことより服がださくないか」と指摘されたほどだ。
なお、爆弾は結局なかった。
よかったよかった。
私が在学中爆破予告はなんと二回もあったが、どちらの時も爆発はしなかった。運がいいんだな。(?)
名大の男はチェックシャツを着るのをやめたらボーダーの服を着る。
名大生の服の進化なんてそんなもん。
私が大学に入りたての夏は右を見ても左を見ても水色デニムのシャツを着た男しかいなかった。
ただでさえ男が多い名古屋大学のキャンパスは水色に染まっていた。
私は大学に入りたての頃は男物の服や左右違う色のタイツとか履いてたし、今だって変な服ばかり着てるので、「名大生の服ではなくお前の服のセンスがおかしい」と言われたら、「そうですか」と答えるしかない。
ファッションなんて主観の世界なのでださくねえよと言われたらそれはそうなんだと思うし、
仮にださかろうと研究が大事だから服なんてどうでもいいならばもはやその服は「機能美」みたいな状態なんだからださくて当たり前でそれでいい。
名大駅一番出口は友人と待ち合わせでよく使っていて、
待っている間に歩いている人を見ていると、けっこうどっちの大学の人かわかる。
そんなことしてる間に研究室から友人が来る。
まあ、名大生だよなという感じの服を着ている。
めっちゃ普通の服。
香水を買うのは気恥ずかしいという理由でファブリーズをつけてる。(マジ。本山のイオンで一緒に買った。)
右に行ったら中華料理、左に行ったらちょっと歩いた先に居酒屋がたくさん。
「おまたせ。何食べる?」
「金がないからサイゼか中華がいい」
ファッションは主観の世界なわけで、
名大生の服がださいかださくないかは賛否両論あると思う。
でも、これだけは共感してもらえるはずだ。
「なんで右行ったら中華料理みたいのばっか三軒もあるんだろうね。他のもんもくいてえよ。」
「な」
モザイクエンペラー
服作り、シンガーソングライター、イベント企画を行うクリエイター。2017年名古屋大学卒。名古屋を中心に、自身のメンヘラをバックグラウンドとした表現活動を行なっている。
Twitter:@mozaikuemperor
東山カルチャーコラムは、東山エリアについて、ゆかりのある方になにかしらの文章を書いていただいて掲載しているコーナーです。毎週金曜17時ごろ更新予定。2020年7月のテーマは「東山とファッション」です。